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花げし舎ブログ

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2012/01/15

空から

Dscn0050_640x480_2 北九州に行きました。

昨年から、審査員をやっている「自分史文学賞」の審査会があったもので・・・。

久しぶりの飛行機で、うまく窓側の席が取れて、しかもお天気!だったので、すごく嬉しかったです。

実は、飛行機から、空の海を見るのが大好きで、このような非現実的な光景にうっとりします。

ふわふわした雲の波。空の海の青さ。本当に、この世とも思えない美しさですよね。

 

仕事の自分史文学賞の審査はスリリングにも無事終了。おいしいとらフグも食べました。

さて、さて、大賞は、浜松在住の阿部敏弘氏の「素人酒場繁盛記」に決まりました。

賞金200万ですゾ。57歳でリストラの憂き目にあい、背水の陣で、ヤキトリ酒場を立ち上げた奮戦の日々を描いたドキュメントです。

私もね、仕事がなくて生活が立ち行かなくなったら、秘書のユリコさんとたこ焼き屋さんを我が家の駐車場でやろうかなあ、とか、人形劇付き移動販売店舗でなんとか食べていけるかなあ・・・、とか思っています。

佳作には、女性が二人。

加納たか子さんの「三方の娘」と重本恵津子さんの「歩き続けようーー私の演劇人生」でした。76歳と86歳の女性。すばらしいことでした。

表彰式でお会いするのが、すごく楽しみです。

 

帰りの飛行機も窓側の席をゲット。Dscn0054_640x480

飛行機が羽田の滑走路に降りるとき、スカイツリーが見えました。

これからは、これが、首都東京の象徴的な風景となるのですね。

やはり、空の海の下は、いささかスモッグでぼやけておりました。

2012/01/05

今年は、旅からはじまり、はじまり・・・。

Hinodea_2

 

今年が始まりました。

地平線から、雲のふちを金色に染めて、ゆっくりと空に溶け出すようにしてのぼってきた初日の出の太陽に感動した私の元旦でした。

ここは、岩手県宮古、田老町の海です。

年末年始は、この頃の私にとって、一年で一番暇な時期ですもので、家でぼーっとしているよりは、どこかへ、と思いまして、年末から、一人で旅に出ていました。

泊まっていたのは、グリーンピア三陸みやこ。震災の時には、避難所にもなっていたホテルで、部屋は、全部、海に向かっているオーシャンビュー。滞在中、ずっと海を眺めていました。

海は静かで優しげで、日がさすときらきらしていました。

巨大な津波が牙をむいて襲ってきたなんて、夢だったような感じでした。

今年、代表を務める音楽人形劇団パペレッタ・カンパニーで、東北キャラバンを計画しているのですが、ここを拠点の宿泊場所にしようかなあ、と思いまして。下見もかねて。そう、人数が多ければ、一番安そうなのです。

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Hoterua

グリーンピアの広大な敷地内には、津波でほぼ全滅してしまった田老町の方々の仮設住宅がびっしり建っていて、駐車場にはプレハブの商店街も作られ、一つの町のようになっていますの。

ここの善助食堂のどんこから揚げ丼がすごくおいしかったです。

仮設住宅で暮らすのは、大変な日々だと思います。でも、元旦には子どもたちが、凧揚げをしたり、敷地内の凍った池のあたりで、楽しそうに遊んでいました。

グリーンピアから宮古までは、バスで40分。
宮古から、小本までは、三陸鉄道の北リアス線が、運転を開始していました。Sanrikutetudoua
むろん、乗りましたよ。昔、思っていたのです。旅にふらふら一人で行けるようになったら、三陸鉄道に乗って、東北のリアス式海岸の美しい景観を車窓から眺めたい、と。

途中、電車が田老町の駅を通過しました。周辺は、なにもありませんでした。

海以外には、なにも・・・。Tarou1a

駅は、山際の高くなっているところにあるので無事だったのですが、そこから海のほうに向かってびっしり立ち並んでいた家々は、ことごとく流されてしまったそうです。

やはり、茫然とします。

元旦は、お天気がよかったので、浄土ヶ浜にも行きました。

Zyoudogasima_640x480人を、浄土のようだと言わしめた海岸ですが、ほんとうに美しいです。この海岸を詠った宮沢賢治の詩の碑がたっていました。

バスの運転手さんの話だと、ここを何とかしなければ、観光客も戻ってこない、と頑張って、がれきを片付けたそうで、震災直後は、ここも無残な状態だったそうです。

むろん、バスのお客さんは、二人だけでした。私と、旅の途上であるらしい中年のおじさんと。 

Syounyuudoua

3日には、田老町から近い、岩泉町にある鍾乳洞にも行ってみました。龍泉洞という名前も今年にちなんでいるようで。

ところが、だれもいない。

せっかく来たからと、鍾乳洞の洞窟の中に入ったのですが、
足元はすべるし、階段は急だし、手すりの下を見たら、水が流れているし・・・。気が付いたのですが、私、高所恐怖症だっあのです。

怖くて、怖くて、でも、戻るのもなんかなあ、で。

なんとかじりじり進んでいったら、地底湖なる場所についたら、人の声。
な、なんと、潜水調査の人がウエットスーツを着て、この地の底の湖に潜ろうとしていたのです!その中には、若い女性も!

「あの~、あの~、地震なんか来たらどうするんです?」

と聞いたら、言われました。

「何十億年も前から、何度も地震にあって、壊れなかったんですから、大丈夫ですよ」って。

この鍾乳洞からは、縄文時代初期の遺跡が発見されたとか。

古代の人は、鍾乳洞に住んでいたのですね。確かに、洞窟の中は、外よりずっと暖かでしたのよ。

ともかく、思いました。
特別にできることなど、なんにもないけれど、
一番求められているのは、この地をたくさんの人が訪れるということ。

一人旅はいいですね。
旅に出て、日常を離れると、ちゃんとものを考えることができますね。
心に鬱屈している小さなたくさんの課題(ま、たいしたことじゃありませんが)に、ひとつひとつ、答えをだして、自分を納得させていかないと、なかなか人生を展開することはできませんものね。

ということで、今年もどうぞよろしくお願いします。

2011/12/22

リニュアール

パペレッタ・カンパニーの立ち上げに夢中になっているうちに、花げし舎の原点「アリスのお茶会」も久しく開いておりませぬ。

これから、どうしようかなあ、いろいろはできないしなあ、と思いつつも、花げし舎を閉鎖してしまうのは・・・、とあれこれ気持ちが揺れ動きます。

とりあえず、HP&ブログを少しづつリニュアールしていこうかなあ、と思ってみました。

これがですね。

ぼーっとしているうちに、ブログの新しいテンプレートでは、入力方法とかいろいろと変わってしまっていて、それが、私の新しいパソコンウィンドウズ7と相性が悪くて四苦八苦です。

突然、ブログを開いたら、とんでもないことになっていた! ということが起こるかと思います。

ともあれ、新しいブログなども増やしたりして、楽しみたいと思っておりまする。
(言わば、一人遊びです)。どうぞ、よろしく。

 

 

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そう言えば、9月にフランスのシャルルビルに行ったときに、とても面白いお茶会を目撃しましたのよ。

公園に丸いガーデンテーブルを置き、通りがかった方をお招きして、主催者(赤い帽子の女性)が参加者に人形を渡して、ちいさなお茶セットでお茶会をやるんです。

人形を媒介にして、お話をしているみたいなんです。

ロールプレイみたいなものかしら?

なにしろ、フランス語ですから、ちょっと・・・、わかりませんでしたが、結構、みな、夢中でお人形使っておしゃべりしておりました。

面白そう、でした。

こういうお茶会を一度、ぜひにやってみたいなあ、と思いまする。

ということで、もうじきクリスマスですね。

クリスマスには、昨年同様、パペレッタ・カンパニーは、フランシスコ子ども寮に人形劇の公演に出かけます。

また、子どもたちに再会できるのがうれしいです。いまから、わくわくです。

 

2011/11/20

いろいろあったのに・・・

フランスのシャルルビルから、戻ってきて、一か月以上も過ぎたというのに、あれから、まったくブログの更新をするのを忘れていました。

Zyannnu2_3 いろいろあったのに・・・。
例えば、10月14日、15日の夜です。

私が頼まれて脚本を担当した朗読活劇「ジャンヌ・ダルク」の公演がありました。
上野の恩賜公園水上音楽堂で。

防音アーチ型の屋根は野外劇場です。主演したのは、声優で、ミュージシャン、で女優・・・、の坂本真綾さん。

私は、こういう世界はまるで疎いので、その人、だあれ?だったのですが、実はすごい人気の声優さんで、宣伝チラシもないのに、1000の座席が、あっという間に満席ですって!

観に来ていたのは、真面目で、孤独そうで、思い詰め型の若者、という印象。
もう、息をつめたように、舞台を見詰めていました。そうとうなるファン方々という感じでした。

そして、自分も脚本で参加していて、言うのもなんですが、感動しました。
あのフランス革命史で有名なミシュレの「ジャンヌ・ダルク」の荘重な言葉を生かし、あくまでも民衆を愛したジャンヌ・ダルク、という視点でまとめたのですが、書いていて、何度も泣きました。

ほんとうにかわいそうなジャンヌ・ダルク!

おかげで、疎とかったフランスとイギリスの百年戦争の頃の知識が増えました。
四苦八苦で、まるまる一か月半、台本に費やして、大変でした。
ちょっと、懲りたかな。

やっぱりね、人形劇の台本を好き勝手に書くのが、お気楽で楽しい。

目下は、来年の東北キャラバンのために「大きなかぶ」の台本を書いています。
あのトルストイがロシアの子どもたちのために再話をした民話。
これを、大胆に脚色、オノマトペを多用したトンデモ台本にしておりまする。

それから、11月4日には、パペレッタ・カンパニーの人形芝居「MOMOTAROU」の自主公演がありました。こちらのほうは、チラシをたくさん作りましたが、2回公演で160席を埋めるのがとっても大変でした! この公演の様子は、こちらで。 

それから、なんとテレビに出ます。
朝早いです。002_2

27日(日)の「NHK短歌」朝の6時から。
再放送は、29日(火)、午後の3時から。

私は、テレビが苦手です。

うまくしゃべれないもので。だから、原則、出演はしないのですが、私が、自費出版しました亡き母(久田美知)の短歌集「翔ぶものは、翔びたたしめて」を紹介してくださるなんて、おっしゃるもので。

頑張りました。

母が、喜んでくれるかな・・・、と。

             録画録りに同行したユリコさんが、ちゃんとヘンじゃなくしゃべっていた、と嘘じゃなさそうな顔でいうので、だったら、おしらせしてもいいかなあ、と。

この日の「NHK短歌」の投稿歌の選者は、歌人の佐伯裕子さん。同世代ですのよ。

わらわらと急に泣きたくなる胸のこのかげろうに世界がゆがむ

なんていう短歌を詠む方ですゾ。

2011/10/01

世界人形劇フェスティバル

フランスのシャルルビル・メジエール市から、無事に帰ってきました!

2年ぶりの12日間、人形劇三昧の旅でした。

Kobito今年はね、イタリアのナポリで生まれたプルチネラの人形劇が、ヨーロッパ中にどんなふうに広まっていったか、その歴史の貴重な展示や、人形劇による産業革命前後から近代までの歴史スペクタクル三部作など、意欲的な作品を観ましたの。

やはり、ヨーロッパは不況の影が濃かったです。

二年前のように世界中から人形劇人が集まってこれるという状況ではなかったみたいでした・・・。

でも、フェスティバル50年目の節目の年ということで、いろいろな展示があり、私にとっては、ヨーロッパにおける人形劇文化のありようを学べた貴重な体験でした。 Pianika

Akaininngyouヨーロッパの人形劇は、子どものためだけのものではありません。

大学の演劇学科で学ばれていて、演劇のジャンルとして扱われています。

かわいい、というよりは、アートで、シュールで、怪奇な世界。

実に多様なスタイルでの人形劇があって、実に面白いのです。

そこがね、私がハマっている理由ですの。

ショーウィンドウ越しの人形劇。バスが舞台の人形劇。

そうそう、二年前、すっかりファンになって追っかけをしていたフリップさんのプルチネラの人形芝居とも再会しました。デユカール広場の真ん中で、やっぱり観衆を沸かせていました。

Furixtupu_2

Basu

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それから、こんなうっとりするようなドイツの人形舞台とも出会いました!

子ども図書館の中庭におかれていましたのよ。

アコーディオンの音色と、楽しい歌。人形たちはこの赤い緞帳の中でお芝居を演じるのです。

それらは、小さな棒使いの素朴な人形たちなのですが、何体も一人で使うのです。お話の中身は、ちょっと怖い。子どもをさらって食べちゃう料理人とか・・・。

昔々、人々が飢えに苦しんでいた頃のお話。グリム童話風の世界でした。

そして、私たちの人形芝居「MOMOTAROU」の街頭公演は、いったいどうなったかって?

そ、そ、それが実現したのです。やりましたよ~。
あの夢にまで見たデュカール広場でButaitowatasi Yurikosann

その様子はパペレッタカンパニーのブログ、パペレッタ日和にフランスからアップしました。

まだ、ご覧になっておられぬ方は見てくださいませ。

なにかね、夢があっさりかなっちゃって、私としては、茫然としたほどです。

というわけで、10月9日(日)に17時から、パペレッタカンパニーの事務所兼フリースペースで、シャルルビル公演報告会を兼ねて、秋のパーティを開催いたしまするが、是非に、という方はおいでください。(会費は会員3000円。非会員は4000円)。お席は、まだありまする。お申し込みは、トップページの問い合わせフォームからどうぞ。

腕によりをかけたお料理とワインで楽しい秋の夜を過ごしたく思います。

2011/09/15

芥川龍之介の「桃太郎」

フランスへ旅立ちまする!
女ばかり7人の自立自助の旅です。どうなりますことやら・・・。

無事に帰ってきましたら、10月9日(日)に「シャルルビル報告会」と称しての
秋のパーティをはなばなしく開催します!!。夕方、17:00から、パペカン・フリースペースで。

パペレッタ・カンパニーの賛助会員の皆様とのパペパペクラブの懇親会ですが、飲み放題、食べ放題の素敵な秋の夜を満喫したいと思いますので、非会員の方もどうぞおいでください。(詳しくは、またお知らせいたしまする)

そして、
11月4日(金)には、フランス凱旋公演(?)!!

人形芝居「MOMOTSROU」の自主公演をいたしまする。

以下が公演案内のチラシです。チケット予約は9月29日からです。

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(チラシをクリックすると大きくなります)

シャルルビル・メジエール市の国際人形劇フェスティバルに行くのは、二度目です。

二年前に行って、ハマってしまい、たぶん、ここへ行く旅費のために、私は、これからも一生懸命働くようになるのかなあ、という気がしまする(笑)。

フランスでのフェスティバルは二年に一度です。
どんどんおばあさんになりますが、行けるまで、行きたいなあ、と思っておりまする。

●追記

9月13日の三省堂のトークショーに来てくださった方、ありがとうございました!
かなりハチャメチャでしたが・・・(笑)。

2011/09/03

サーカス村裏痛り

25年前に出版した私の本が、復刻されました!
文庫本が絶版になってしまい、なんだか、自分の思い出がひとつ消えてしまったようなさびしい思いがしていたので、とても嬉しいです。

「サーカス村裏通り」

ノンフィクション・シリーズ”人間”の第一回配本。発行元は、七つ森書館(こちらで購入可能)です。

同時に佐木隆三氏の「越山 田中角栄」、立石泰則氏の「松下幸之助の昭和史」が、発売になりました。その後、二か月おきに続々、ノンフィクション作品が刊行になりまする。
値段がね、2200円。高い・・・、ですが、このシリーズの刊行は素晴らしく、私の本が選ばれたことにびっくり!な感じです。ともあれ、読んでいただければ幸いです。

さて、この本は、都会の生活を捨て、4歳の息子を連れて、サーカス団に入って子育てをしたシングルマザーの体験記です。
はい、そのシングルマザーが、私です。思えば、まだ、三十代・・・・。若かった私です。

この時以来です。

人生に行き詰まったら、翔べ!! と、どこからか声が聞こえるようになりましたの。

この本が出版されたことで、私はノンフィクションの作家になる決心をしました。

今となってみれば、消えてしまった日本のサーカス団の貴重な記録となりました・・・。

Sakasuhon_3この風に吹かれるサーカスのテント村で、風変りに育った息子は、もう三十才を越えました。どいういうわけか同じノンフィクションの作家になりました。

人生の不思議と時の流れの速さに、あらためて驚かされまする。

このノンフィクション・シリーズの監修、解説が、評論家の佐高信氏。シリーズの刊行記念トークショーがありまする。

Sadaka・9月13日(火)19:00~20:00
(開場18:30)

・三省堂書店神保町本店8階

・「ノンフィクションで時代を読む」

出演は、佐高信さんと、石川好さんと、私(久田恵)です。

サイン会もあるそうです。(参加費は500円。参加方法は電話予約、または来店時に1f中央レジカウンターで予約とのこと)

 実は、私はこういうのははじめてなので、すごく心細いですが、こういうのがどんなものか見たい方、聞きたい方、どうぞ、おいでくださいませ。

実は、このトークショーの翌々日から、私はフランスに行きまする!

今から、ハラハラ、ドキドキ。

人生は、ほんとうにね、波乱万丈です。

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